腕時計投資新聞

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2016年5月27日更新

コスパ良好、オリス『ビッククラウン』“デイデイト”

その時、ロレックスオメガとは違う商品棚で売られていたのがこのオリス

同じくスイス製機械式の腕時計ながら“高級腕時計”として扱われていなかったのが特徴的でした。

ただ、内容は

  • スイス製
  • 自動巻ムーブメント(ETA製)
  • ラバーベルト
  • と非常に実用的。

    しかも“裏スケ”仕様でムーブメントが見えるという付加価値付き!

    当時、裏スケの時計ってあんまりなかったので、この価格で“裏スケ”はすごく珍しい存在

    で、ムーブメントはETA。

    60万円クラスの高級時計でも採用されているムーブメントです。

    そんなORIS、オメガを買うならこっちを買おうかな、と購入を考えたこともある筆者ですが、いまいち「パンチ不足」といった感じで、これといった購入動機が無く買わなかったのです。

    しかし、価格に対して内容が良いだけに中古価格も安定。

    当時の新品価格と現在の中古価格、あまり差がないと言っても良いでしょう。

    また、スウォッチグループの方針により、現在ETAムーブメントが基本手に入らないため、ETA搭載ってのも希少要素の一つとなってしまいました。

    ただ、この時計。ラバーベルト仕様のため傷んでいた場合、交換費用が高いかもしれないので要注意。

    いずれにしても、この時計、ガンガン使えそう&時計好きのツボを押さえた内容のため、1本持っていても良いかもしれません。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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