“復刻”ってスイス腕時計業界ではよく行われるブランディングの1つです。復刻の成功例としてはタグホイヤーの「カレラ」やパネライが有名です。しかし、ロレックスは復刻をやりません。2007年に復活したミルガウスもあくまでモデル名の復活であって復刻モデルではありません。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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チュードル
ヘリテージクロノ 黒文字盤 70330N |
中古 | 3年 7ヶ月 |
¥242,000 | ¥285,800 | 43,800 | 118.10% |
そんな傾向のロレックスですが、2010年に「チュードル」ブランドにおいて大サービスの復刻モデルを発表!
それがこのヘリテージクロノです。
これ、復刻元のモデルは1970年代に生産された「モンテカルロ」
これ、あの「デイトナ ポールニューマン」と同時期に生産されていたモデルなのです!
エキゾチックなデザインもまさにデイトナポールニューマンと同じ系譜。
1970年代の当時モノは、ベゼルもポールニューマンとほぼ一緒ではありませんか!
しかも、チュードルは青ベゼルも存在。
で、そんなポールニューマンを思わせる時計を復刻モデルとして販売してくれたのだから、太っ腹ですよ!
この時計、写真で見てもカッコいいですが、現物も非常にかっこ良い!
ただ残念な点としては、かつてのチュードルと違い、
等のデザインがロレックスと共通ではありません。
特に竜頭のデザインはロレックスではありえない形状。
そこが残念ですが、ポールニューマンを彷彿させるモデルの復刻版、しかもかっこいいときたら、すごく気になる存在なのは間違いない。
けれども、2010年に登場してからもう6年ぐらい経つのに中古の流通が少なめなのが残念です。
この時計、
非常に良い時計。
立ち位置としては、現在オメガのライバルといったとこでしょうが、内容的にはパネライに近いかも。
パネライクラスのクロノグラフの相場は今も昔も60万円ぐらいですから、20万円台後半でこの内容の時計が買えるというのは安いと思います。
もっとも、現在新品流通価格も35万円前後だったりするので、新品を狙っても良いかもしれません。
ただし、新品に関してはこの間まで32万円台で売られていたのが若干値上がりしています。
いずれにしても、この時計、現在オススメなのは間違いありません!