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意外なお得感を持つ1本、デイデイト118209銀文字盤

ちなみに、同じ『スムース&3連』という要素でもYGの118208の場合は、現在200万円以上という水準。それに対して、118208は現在160万円台であるため、あまり評価されていないという印象になるわけです。

この118209ですが、2017年7月と比べると現在水準は回復しているといえますが、2017年から2020年という間で10万円程度の値上がりに留まります。

デイデイトは、スポーツ系と比べると値動きが地味という印象がありますが、118208218206などは数十万円単位の上昇も珍しくありません。

ですから、それらと比較すると118209の値動きはかなり地味といえ、実際2015年に200万円台という水準となっていたことを考慮すると、動いていないという印象にもなります。

そういったことは、2011年水準と比べても感じるのですが、2011年11月という時代において、この118209銀文字盤は、138万円という水準だったのです。

2011年11月といえば、多くのロレックスが安かった時代。現在100万円以上というGMTマスター16700なども30万円台で購入可能でした。

それに対して、118209銀文字盤は、2011年と現在との価格差が約26万円という水準に留まりまるのです。

そういった意味では、全体的に安かった時代との価格差が少ない118209は、今「高い」というイメージがあるロレックスにおいて、意外なお得感を持つ1本だといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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