新型コロナウィルスによる経済先行き不透明感から「コロナショック」という言葉がありますが、腕時計市場においてはコロナショックなる現象は起こっていない様子です。
リーマンショックの時代は、多くの時計がわかりやすく値下がりし、その水準もかつて無いほど安くなりました。
例えば、ミルガウス116400GVは、2008年6月に約158万円(安い順5社平均)という新品実勢価格だったのが、同年12月には約65万円(安い順5社平均)に変化。たった半年で93万円もの下落となったのです。
それに対して、今の腕時計相場で目立った値下がりをしているモデルは見つかりません。
値下がり現象といえば、最近では2019年夏頃に人気モデルを中心に起こりましたが、今の様子はそのような値動きとはなっていないのです。
ですから、現在相場を見る限りコロナショックなるものは、腕時計において起こっていないといえます。
新型コロナウィルスが問題となってから、現時点で1ヶ月以上が経過していますが、実は記事でコロナウィルスに触れるのは今回が初めてです。
なぜ1ヶ月も取り扱わなかったかというと、単純に新型コロナに関連したと感じられる動きが無かったからです。
そして今、気になる動きがあったから記事化しているわけですが、それは何かというと、ヨットマスター16622の動きです。
ヨットマスター16622といえば、以前から相場全体と関連するかのような動きがあると指摘していますが、この時計の相場は今変化しているのです。
16622は2019年12月に80万円以上という水準になりましたが、今は80万円を切っている様子。若干の値下がりであるため、普通は気にしないぐらいの動きですが、ロレジウム16622の動きは無視できないと思うのです。
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ロレックスヨットマスター16622の価格比較
時計名 | 状態 | 2019年12月の安値(楽天) | 期間 | 2020年3月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス ヨットマスター 16622 |
中古 | ¥800,800 | 0年 3ヶ月 |
¥767,800 | -33,000 | 95.88% |