腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

300m防水でホワイトゴールドベゼル、オメガ『シーマスター』2230.50

2016年6月24日更新
オメガのシーマスター2230.50について斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年1月の安値(ヤフオク)と2016年6月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この6年5ヶ月での変動は6万5024円の値上がりだった。

シーマスター300 WGベゼル 2230.50についての考察(2016年6月)

オメガシーマスターといえば、「機械式腕時計を初めて買ってみようかな」という時、多くの人が考える時計だと思います。とはいってもシーマスター、120mや300mなど様々な種類が存在。種類が多すぎて全部を把握するのは難しく、以外に見落としている時計もあるかもしれません。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年1月
の安値(ヤフオク)
2016年6月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オメガ
シーマスター300
WGベゼル
2230.50
中古 6年
5ヶ月
¥100,000 ¥165,024 65,024 165.02%

このシーマスターは、WGベゼルを搭載する「高級モデル」。

現在のシーマスターには大きく150m防水タイプと300m防水タイプの2種類があります。

ロレックスブームが起きた頃のラインナップは120mと300m。

その時高級だったのが300mのほうです。

で、その300mにホワイトゴールドベゼルを搭載して「高級化」したのがこのモデル。

シーマスター300mのデザインというと2531.80のイメージですが、それをなんだか“近代化”したのがこのモデルのデザインテイストといった感じ。
この2230.50のデビュー年は2005年頃だと思うのですが、筆者のうっすらとした記憶の中では2000年頃に発売されたと思ったりもしました。

というのも、このデザインの初出は1999年に登場した「アメリカズカップ限定モデル」

その同じ2000年頃登場した「GMT」ともデザインのテイストが似ていますね。

なお、回転ベゼルだけホワイトゴールド製っていうと、ヨットマスターロレジウムを想像します。

ちなみに、ロレジウムの登場は1999年のバーゼル

アメリカズカップ限定モデルが出たのは1999年の秋から冬頃だったと思うので、影響を受けたのかもしれません。

いずれにしても、ステンレススチール製のダイバーズウオッチにベゼルだけ金とかプラチナという希少金属を使う、という手法はとってもお得に高級感あるデザインを楽しめて良いですね。

この2230.50、かつての新品実売価格は17万円前後でした。

ということは、現在の中古価格はかつての新品価格の同水準。

最近この価格帯の時計によくあることですが、「程度の良い物」を探す必要があります。

現在程度の良い物は大体20万円前後する、といった感じです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。