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派手な下落に見えるが、ノーチラス5712/1A-001

5712/1Aは2018年11月の段階で約618万円という水準だったのですが、2019年になると一気に上昇したという経緯があります。

最初に目立った上昇となったのは4月ですが、その際この5712/1A約734万円となっていました。

そして、7月に925万円となったのですが、それが冒頭でお伝えしたピーク水準。その後は値下がりしています。

2019年7月以降の値下がりは、一度に100万円、70万円といった規模であるため、この5712/1A随分な下落といった印象があるかもしれません。

しかしながら、そういった下落を何度も経験したにも関わらず、実は現在水準をもってしても、5712/1A2018年11月を大きく上回る水準であるのです。

現在、多くの人気モデルが2018年並の水準になるなか、派手な下落を何度もしている5712/1Aは、実は2018年水準とはなっていないのです。

これまでの5712/1Aの動きを見ると、2019年上半期にド派手な上昇をした後、その後少しずつ下落したといえるでしょう。

ですから、一度に100万円単位の下落となった2019年8月からの値下がりは、実は5712/1Aにとっては「派手な下落」ではなかったといえます。

なお、現在水準の約712万円ですが、これは5711/1A-010698万円というボトム価格と10万円弱の価格差となっています。

5711と5712の価格差ですが、2017年頃では5712のほうが“安かった”ものの、2019年からは5712のほうが“だいぶ高い”といった様子がありました。

けれども今ではその差は10万円弱といった程度であるため、再度狭まっている状況です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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