第一世代のアクアノートといえば、2019年から高くなったという印象がありましたが、実はその際、値動きしていたのは5065/1Aでした。
第一世代のアクアノートには、ラージとミディアムがありますが、5065がラージ、5066がミディアムです。
ここ数年においては、それなりに価格差がある両者ですが、これらが現行だった2000年代前半にはあまり差がありませんでした。
価格差が開くようになったのは、2010年代ぐらいになってからだといえますが、その差は10万円程度といったところだったといえます。
実際、この5年ぐらいにおいても5065は5066に対して20万円、30万円高といった価格帯に位置。両者は「差がある状況」といっても、その程度の「差」しかなかったわけです。
しかしそういった「差」は2019年から変わることになります。
2019年5月に5065/1Aは「4ヶ月前と比べて約95万円高」という状況に変化。2019年1月に約252万円だったのが、5月には348万円というボトム価格になったのです。
そして、その後も5065/1Aは値上がりし続け、2019年夏には400万円台に到達していたわけです。
けれども、5066/1Aのほうは全く動きませんでした。
5065/1Aは、2019年夏以降の下落トレンドによって、「値上がり」「値下がり」というように大きな変動をしていたわけですが、5066/1Aについてはこの2年近くの間において「あまり動いていない」という状況だったわけです。
5065/1Aは、下落トレンドによって値下がりしたものの、2019年5月以降における主な価格帯は350万円以上といった傾向があります。
その一方で、5066は2018年の秋頃から長らく価格帯が変わっていませんでした。
実際、2020年9月水準が約239万円であるのに対し、2018年10月水準は約221万円。約2年間での5066/1Aの変動額は18万円程度だったわけです。
ですから、3ヶ月前において5066/1Aと5065/1Aとの価格差は150万円以上もあったわけです。
ここ2年において、そういった値動き変遷だった5066/1Aですが、2020年12月の今、久しぶりに「目立った変化」となっている様子があるのです。
現在、5066/1Aのボトム価格は298万円に達しているのですが、これは9月水準と比べて約58万円の値上がり。つまり、「3ヶ月で50万円以上」という値動きとなっているのです。
パテックフィリップアクアノート5066/1Aの価格比較
時計名 | 状態 | 2020年9月の安値 | 期間 | 2020年12月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ アクアノート 5066/1A |
中古 | ¥2,398,000 | 0年 3ヶ月 |
¥2,980,000 | 582,000 | 124.27% |