ディープシーといえば、2018年にモデルチェンジを行ったことが記憶に新しいですが、なんと今年の新作発表で新モデルがデビュー。さらなるモデルチェンジとなったのです。
そうなると、116660は、旧旧型ということになるわけで、2018年に出たばかりの126660も旧型ということになります。
126660は、4年程で生産終了になったことになるわけですが、ここ5年ぐらいのロレックスを見ると、こういった生産年数は珍しくなく、かつてのような『生産年の短さによるレア感』は薄れたともいえます。
また、ディープシーの場合、116660⇒126660では見た目の変化が大きくなく、そうであるがゆえに、116660は、生産終了発覚後一旦上昇するも、その後、下落。結局、生産終了発覚前水準に戻ってしまったという経緯があります。ちなみに、今回登場した136660もまた、見た目の大きな変化がありません。
116660は、そこまで目立って上昇することがなく、とくにこのDブルー文字盤は、2017年頃までの「大人気モデル」という印象からすると、驚くほど値動きしないという状態が続いていたわけです。
さて、そんな116660のDブルー文字盤ですが、先月、久々に「大きく変化する」という値動きとなっていました。
116660 Dブルー文字盤は、2015年から2021年まで長らく150万円前後といった水準だったわけですが、今年3月には190万円台に変化しています。
そして今、116660 Dブルー文字盤は、ついに200万円以上という水準に到達。現在ボトム価格は、約206万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年3月 の安値 |
2022年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
シードゥエラー ディープシー Dブルー文字盤 116660 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥1,980,000 | ¥2,068,000 | 88,000 | 104.44% |
3月⇒4月現在の変化は、8万円程度の上昇にとどまりますが、その値動きよりも、116660 Dブルー文字盤が『200万円台になった』ということがインパクトがあると思います。
先のように、116660 Dブルー文字盤は長らく相場が大きく変わらなかったわけですが、そうであるがゆえに、「100万円台⇒200万円台」といった価格ステージの変化は、これまでなかったといえるのです。
そういった意味で、今回116660 Dブルー文字盤が200万円台となったのは、「初の200万円台」というだけでなく、初の価格ステージ変化ともいえるということになります。
なお、このDブルー文字盤、デビューしたのは2014年ですが、その年11月の新品実勢価格は約161万円(安い順の3社平均値)。中古相場だけでなく、デビュー年の新品実勢価格を見ても、これまで200万円台となったことがないわけですから、今の水準は、116660 Dブルー文字盤にとって「大きな1歩」といえるかと思います。