実はこのW51002Q3、2020年水準が特に安かっただけで、2017年時点では約22万円という状況。現在水準とほぼ変わりないのです。
2017年においてパシャCは15万円前後といった状況だったわけですが、その頃20万円超えというタンクフランセーズのLM自動巻は、パシャCよりもだいぶ高値といった印象。ちなみに、2009年時点でも、このW51002Q3は約17万円という様子でした。
それが、今やパシャCが20万円超えとなったため、タンクフランセーズはパシャCと同じ中古相場といった状態に変化しています。
サントスガルベ、パシャC、タンクフランセーズという90年代後半を代表するステンレスのカルティエですが、最も値上がりしているのがサントスガルベ、次がパシャC。そして、最も変化がないのが、このタンクフランセーズであるわけです。
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