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3570.50よりも高い、スピードマスター311.30.42.30.01.005

なお、2014年に登場した311.30.42.30.01.005ですが、2021年にはムーブメント変更に伴い、後継モデルの310.30.42.50.01.001へとバトンタッチしています。

3570.501996年⇒2014年と、18年にわたって現行モデルだったのに対し、この311.30.42.30.01.005は、2014年⇒2021年の7年間で生産終了となっています。

ムーンウォッチといえば、長年レマニアベースの手巻きムーブメント、キャリバー1861が採用されていたわけですが、新型には、新しいキャリバー3861が採用。

新型ムーブメントには、コーアクシャル脱進機や耐磁気性能が備わっています。

最新オメガの特徴を備えた新型ムーブメントですが、キャリバー1861をベースとしているようで、ムーンウォッチの重要要素を失っていないといえます。

そのため、新型登場後に、311.30.42.30.01.0053570.50がガバッと上昇した形跡はなかったわけで、いずれも手堅く評価されている様子となっています。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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