30万円台後半でも“高い”という感覚だった3575.30が60万円台になったというのは驚きでありますが、それと同時に現在、銀文字盤よりも高値でもあるのです。
この白文字盤と銀文字盤は、2017年夏頃まで“ほぼ同水準”という状態だったのですが、2018年からは“銀文字盤のほうが圧倒的に高値”という状態に変化しています。
2018年といえば、限定モデルを中心に、オメガの値動きが活発化した年でありますが、銀文字盤はヨーロッパ限定ということで評価されていた可能性があります。
それに対して、この白文字盤は限定モデルではないため、そういった評価とはならなかったのです。
しかし今や、銀文字盤が約55万円なのに対して、この白文字盤は約62万円。
銀文字盤は2018年水準とほぼ同じ状態である一方、白文字盤は2018年水準の2倍近い伸びとなっていることに驚きます。
2018年とは違い、近頃オメガは、通常モデルでも目立った変動となることが珍しくなくなりましたが、このムーンフェイズの事例で注目すべきは、『通常モデルの評価が限定モデルを超えた』という点だと思います。
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