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現在相場考察

タンクフランセーズにも大きな変化、カルティエW51002Q3

2022年12月22日更新
カルティエのタンクフランセーズW51002Q3について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年4月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この8ヶ月での変動は8万円の値上がりだった。

タンクフランセーズ W51002Q3についての考察(2022年12月)

2021年にパシャCが動き始めてから、値動きするモデルが多くなっているカルティエ

特に90年代中盤から2005年頃までのモデルが値上がりする傾向があり、パシャC以外ではパシャ38mmサントスガルベなどが“目立った上昇”となっています。

ただ、それらが値動きする一方で、同じ世代のタンクフランセーズに関しては、これまで「あまり値動きしない」という状態が続いていました。

タンクフランセーズのLMサイズであるW51002Q3は、今年4月時点で約21万円となっていたのですが、それは2017年5月水準と“ほぼ変わらない”状態だったわけです。

しかし、それから8ヶ月が経過した今、なんとタンクフランセーズにも大きな変化が起きているのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年4月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
タンクフランセーズ
W51002Q3
中古 0年
8ヶ月
¥218,000 ¥298,000 80,000 136.70%

W51002Q3は、長らく21万円程度といった水準が続いていましたが、現在水準はなんと約29万円

さらに、2番目に安価な個体は30万円以上となっており、4月とは明らかに違う様子となっているのです。

今回、タンクフランセーズ(3針自動巻、男性用)が値動きしたことにより、90年代カルティエの代表的なモデル(当時の売れ筋モデル)が全て評価されるようになったといえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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