腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

350万円前後に戻ってしまった、ヨットマスター16628白文字盤

2025年2月23日更新
ロレックスのヨットマスター16628について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年11月の安値と2025年2月の安値を比較し現在相場を考察。この3ヶ月での変動は42万9150円の値下がりだった。

ヨットマスター 16628 白文字盤についての考察(2025年2月)

近頃、K18モデルの上昇が、以前にも増して目立っている様子をお伝えすることが多いですが、特にブレスレットモデルの伸びが凄いといえます。

しかしながら、そういった最中ヨットマスター16628は値下がりしている様子。

16628白文字盤は、去年の11月時点で、他のK18モデル同様「目立った上昇」が見られ、約392万円という水準に達していました。

その時点では、400万円近い水準ともいえたため、16628は「ようやくK18モデルらしい相場になった」といえたのですが、現在では約349万円で購入可能といった状態。

現在水準は、2024年6月とほぼ同様でありますが、これは去年11月の「上昇分」が失われたといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年11月
の安値
2025年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
16628
白文字盤
中古 0年
3ヶ月
¥3,927,600 ¥3,498,450 -429,150 89.07%

16628の白文字盤は、この数年間「K18スポロレ最安」といった相場になっており、2021年7月時点でも300万円未満といった水準でした。

2022年7月には300万円を超えたのですが、それでも他のK18スポーツロレックスと比べると、頭一つ安いといえた相場だったといえます。

ただ、2023年5月になると16628は「過去最高値更新」という相場に上昇。

その時点で348万円となったのですが、それでも同世代のK18モデルと比べると安価だったのです。

それが去年の11月に16628白文字盤は約392万円にまで上昇。

その頃における同世代K18モデルは、サブマリーナー16618が約406万円だったため、ようやく「他のK18スポロレ並の相場になった」といえたのです。

しかし今、16628白文字盤は350万円前後に戻ってしまったため、再び「他のK18スポロレよりも頭一つ安価」といった状態だといえます。

ちなみに、16628白文字盤は、ボトム近辺の3個体を除くと、その他は400万円以上となっていますが、現在408万円で売られている個体は、「裏蓋シール(16628記載)が残っている」というかなり程度が良さそうなもの。

400万円以上となっているのはそういった個体であるため、現在16628は去年の11月水準に対して約42万円安と判断した次第です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。