2012年におけるトラベルタイムの相場は既に140万円以上という水準ですが、これはかつての新品実勢価格を考慮すると高いという判断にもなります。
その頃、金無垢ノーチラス3800ですら130万円台。
ですから、トラベルタイムはかなり割高に感じたのです。
しかし、その頃割高と感じても、ワールドタイムはそこから90万円以上の値上がり。
「高い」と思ってもそこからさらに値上がりするモデルの事例は以前にもお伝えしましたが、このトラベルタイムのように他のコンプリケーションより不利な状況でも値上がりした事例は珍しいと思います。
トラベルタイムは、コンプリケーションなのか、シンプルなカラトラバシリーズの1種なのかその判断が難しい時計です。
こういうキャラクターの場合、不人気傾向となってもおかしくないところですが、この時計は評価されているのです。
そして、今では年次カレンダー5035と同じか高いぐらいの相場という、かつての常識では考えられない水準に達しているのです。
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