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100万円超えは当たり前、パネライフライバッククロノ『PAM00060』

フライバック機能を搭載という付加価値だけでなく、他のモデルとは明らかに違う配色の文字盤が「かっこいい」と思わせてくれるPAM00060

通常、100万円以上するステンレス製腕時計といえば三雲ブランドに限るというのが常識ですが、PAM00060は結構な昔から100万円以上が当たり前の高価なステンレス製腕時計です。(正確にはチタンとのコンビ)

この時計、パネライが流行った2002年ごろからすでに高いので、ある意味相場は安定した状態といっても良いでしょう。

近年、パネライ相場が高い中で、エルプリ搭載という高付加価値を持つのにもかかわらず、相場が安めだと当サイトで紹介したPAM00072は約70万円。

それに対してフライバックのこちらは約2倍という価格です。

確かに、かっこいい見た目のPAM00060

エルプリにフライバックという機能を搭載したパネライしかも限定300本、と言われるとレアな感じがしますが、PAM00072の倍と言われたら高い気もします。

少なくともパネライに対して「目新しさ」を感じた2002年頃にこの相場というなら理解できますが、それから10年以上たった現在においてPAM00072の2倍は高いと感じます。

しかし、PAM00060が高いというよりも、PAM00072が安いといったほうが正確なのかもしれません。

現在、パネライの腕時計が全体的に高い中で、

  • パネライ
  • エルプリ
  • ステンレスブレスレット
  • PAM00072デイトナを遥かに下回る価格なのが安いのです。

    で、PAM00052に関してはそれよりもっと安い。

    PAM00060は単体で見ると割高に感じますし、PAM00072と比べるとより一層高く見えてしまいます。

    しかしよく考えるとPAM00072が安いのでは。

    PAM00060はそいうことを気づかせてくれる時計です。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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