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かなり珍しいモデルへと変化した、スピードマスタームーンフェイズ3575.30

30万円台後半といえば、現在フランクミュラーカサブランカやパネライラジオミールのブラックシールが買える価格です。

それらは、このスピードマスター3575.30が現行だった当時、遥かに高い存在ですが、現在では同水準の中古価格となっています。

また、その頃新品が60万円程度だったパシャ38mmクロノグラフは、現在このムーンフェイズより安いという状況。

ですから今、ムーンフェイズスピードマスターはかなり人気があるといえるでしょう。

スピードマスタープロフェッショナルといえば、黒文字盤の印象ですが、白文字盤というのがかなりのレアなポイント。

そしてそれが銀針の銀文字盤となるとレア感はより一層強くなるのです。

また、ムーンウォッチの高級モデルという存在も、現在レア感が強いと感じます。

3570.50の雰囲気を踏襲しながらも、WGベゼルや銀文字盤を採用するという点が、高級モデルの特別感をうまく演出。

そして、銀文字盤だとムーンフェイズの青がより引き立ち、見た目的にも魅力的な1本となっています。

そのため、3575.30需要>供給となりやすいことは明白で、これだけ値上がりしたというのは自然なことだと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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