2016年8月といえば、ロレックスが全体的に下がった時期ですが、その時期ロレックス以外にも安かった時計が存在。
それが、オフィチーネパネライのPAM00050です。
現在、パネライといえば革ベルトの時計というイメージがあるため、ブレスレットモデルの存在はどちらかといえば地味なほうになりつつあります。
しかし、日本で一番最初に注目されたパネライこそ、このブレスレットタイプのPAM00050なのです。
PAM00050に注目が集まった頃というのは、2001年夏過ぎあたりのことだったのですが、当時はロレックスがブームになってから既に2年程度が経過しようとしていた頃。また、高級腕時計自体に対して強い注目が集まった最初の時期でもあるため、まだ時計慣れしていない多くのユーザーにとって「ロレックスの次」という存在はかなり需要が高かったのです。
そのポジションにふさわしかった存在こそ、ロレックスからムーブメント供給を受けた実績があるパネライであり、その中でもポストロレックスにふさわしいモデルこそブレスレットタイプのモデルだったというわけです。
その頃、ブレスレットタイプのパネライといえば、黒文字盤のPAM00050の他に白文字盤の51番と青文字盤の69番がありました。当時世の中で一番人気だったのが黒文字盤だったため、自動的に黒文字盤の50番が人気モデルとなったのです。
そして、同じ頃プレミア価格として人気だったエクスプローラ14270が約45万円という価格だったのに対し、PAM00050は少し高いぐらいの相場。
少し高いという相場が逆にPAM00050に対してありがたみを感じる良い要素となったのですが、翌年2002年から革ベルトモデルのルミノールベースがパネライで一番人気となってしまったため、ブレスレットモデルへの注目度は下がったのです。
とはいえ、ブレスレットモデルが不人気となることはなく、その後も少し高級なパネライというポジションで売られ続けることとなりました。
そのため、中古相場では30万円を切ることがなく、2010年前後というロレックスや革ベルトのパネライが全体的に安かった時期でも40万円以上という価格を維持していたのです。
2010年前後における40万円以上という額は、サブマリーナデイト16610どころか青サブ16613よりも高い額。
今では16610は60万円近く、16613は70万円以上という水準ですが、PAM00050の相場はあまり変化していません。
それどころか2016年8月頃には、30万円台後半という相場になり、2010年頃よりも安く売られていたのです。
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オフィチーネパネライルミノールマリーナPAM00050の価格比較
時計名 | 状態 | 2016年10月の安値(楽天) | 期間 | 2017年10月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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オフィチーネパネライ ルミノールマリーナ PAM00050 |
中古 | ¥399,600 | 1年 0ヶ月 |
¥486,000 | 86,400 | 121.62% |