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2018年7月26日更新

最終世代のパシャC、カルティエW31074M7

1995年にデビューしたパシャCは、2016年頃に生産終了となりました。

その約20年という期間においてラインナップされていたパシャCは、大きく3つの世代に分類でき、それぞれの特徴を掴むことで、中古をより楽しむことができるかと思います。

パシャCの世代を分かりやすく分類すると、「初期世代」、「腕時計ブーム世代」、「最終世代」という3つになります。

初期世代

「初期世代」は95年頃に製造された世代で、パシャCにおいて印象深い「アラビア数字」が採用されていないという特徴があります。文字盤は、紺と銀などがあり、どちらもシンプルな印象となっています。この世代は、数が少ない傾向がありますが、特に大きく評価されるという傾向は無いように感じます。

腕時計ブーム世代

96年頃から2000年代前半に製造された世代が「腕時計ブーム世代」と分類できます。この世代の特徴は、男性用として認識されていたという点で、かなり人気が高かったように感じる世代です。当時は、20万円台後半という新品実勢価格だったのですが、ロレックスエアキングやサブマリーナノンデイトなどと比較対象だったといえます。そして、その比較においてパシャCを選ぶという方が多かったように感じ、中古の個体数が多い傾向もあります。

最終世代

2005年前後の時期から、パシャCは女性向けのシリーズという印象が強くなったといえます。もちろん、この世代を愛用している男性の方もいらっしゃるでしょうが、あくまでパシャCの立ち位置が、以前よりも女性寄りになったということです。実際、2006年には男性用のカジュアル版という存在であるパシャシータイマーがデビューしていますが、以前はこのポジションにパシャCがあったといえます。そして、この時代のパシャCは、お店でも「女性用」という扱いで売られている様子が目立ちます。

そして女性寄りとなった世代には2つの年式があるのですが、古い年式がビッグデイトで、最終世代となった年式がスモールデイトとなっています。

パシャCは95年のデビューから99年までスモールデイトでしたが、2000年に白文字盤がビッグデイト化され、その後はメリディアンまでビッグデイト化されました。

それが最終世代では、再度スモールデイト化されたため、やや複雑な印象を伴います。

そしてそのスモールデイト化されたパシャCには、2つのポイントが存在します。

1つは定価が以前よりも高かったという点。1999年においてパシャCの国内定価は39.5万円(税別)という水準でしたが、2015年の定価は約68万円(税込)となっています。

「腕時計ブーム世代」のパシャCは、リーマンショック以降において10万円台前半という水準となっていましたが、アベノミクス以降も大きく値上がりすることなく、2015年頃においても10万円台前半という水準でした。それが最終世代のパシャCは2015年において、中古が20万円以上という水準だったのです。

もう一つのポイントは、スモールデイトの形状なのですが、「腕時計ブーム世代」までのスモールデイトは、文字盤のアラビア数字と同様、目線に向かって傾きがなく表示されていました。それが、最終世代では円に沿ったデイト表示となっており、傾いて見えるという特徴があります。また、「腕時計ブーム世代」までは拡大鏡がありましたが、それが廃止されています。

そんなパシャCの最終世代ですが、2015年から約3年経った今、どのような値動きとなっているのかというと、値下がり傾向となっています。

カルティエパシャCW31074M7の価格比較

時計名 状態 2015年6月の安値(ヤフオク) 期間 2018年7月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
カルティエ
パシャC
W31074M7
中古 ¥218,000 3年 ¥169,290 -48,710 77.66%
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