近頃、パネライの腕時計において、値動きの評価が難しいモデルが多々ある状況かといえます。
例えば、40万円台という価格帯が多いモデルにおいて、一つだけ30万円台の個体が出てくるというようなことが多々見られるのです。
また、PAM00088については、ここ数年値下がり傾向が続いている状況でしたが、8月に回復傾向の様子があったかと思いきや、最近は再度安くなっている様子があります。
しかし、そんなパネライにおいて、このPAM00069というモデルは分かりやすい値動きとなっています。
69番という存在は、2000年にデビューした青文字盤のブレスレットモデルなのですが、近年とても評価されている傾向があります。
2001年頃において、パネライで最も人気が高かったモデルといえば、黒文字盤ブレスレットのPAM00050であり、2002年には定価より実勢価格が高いというプレミア価格状態となっていました。
その一方で、当時PAM00069は人気がなく、郊外のドンキホーテでも新品が30万円台後半で売られていたのです。
PAM00069の不人気さの理由は、“オールサテン”という点だったといえます。実際、パネライは、2002年に青文字盤のサテンとポリッシュのコンビ仕様に改めています。これは、当時の黒文字盤や白文字盤と同じ仕様だったため、自然な改良だと感じます。
けれどもその後、オールサテンという当時の不人気が、反対に「レア」という要素となり、それが今となっては人気要素となっているのです。
69番は、2016年の段階で黒文字盤や白文字盤よりやや高いという存在に位置していましたが、2017年頃からは黒、白と比較して明らかに違う水準に位置しているといえる様子となっています。
実際、現在の水準を見ても、50番は40万円台であるのに対し、69番は50万円台となっています。
そして、このPAM00069は、50万円台という水準でも、今や50万円台後半という位置に達しているのです。
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オフィチーネパネライルミノールマリーナPAM00069の価格比較
時計名 | 状態 | 2017年12月の安値(楽天) | 期間 | 2018年10月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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オフィチーネパネライ ルミノールマリーナ PAM00069 |
中古 | ¥559,000 | 0年 10ヶ月 |
¥599,400 | 40,400 | 107.23% |