2018年から値動きが目立っているチューダー。
中でも、2000年代にまで現行モデルとして存在したクロノタイムは、かなり目立た値動きとなっています。
クロノタイムは、7750系のムーブメントをベースにしたクロノグラフモデルですが、世代によっては外装パーツがロレックスと共通となっており、そういったモデルは特に高い傾向があります。
ただ、“高い”といっても、3年前と今とではその水準は大きく異なります。
2015年といえば、アベノミクス開始から数年が経過し、すでに多くの腕時計が値上がりしていた時代ですが、その時期における“高い”クロノタイムの水準は40万円台という水準でした。
当時高かったクロノタイムは、ロレックスパーツが使われている世代だったのはもちろんなのですが、その中でも黒ベゼルの79160などが高い傾向があったのです。
それに対して、ベゼルが銀の79180は同じくロレックスパーツが使われている世代でありながら、30万円台後半という水準でした。
ちなみに、クロノタイムで最も安い傾向なのは、いつの時代でもロレックス的要素が薄いモデル。例えば、赤や黄色などの文字盤を採用するモノや、5連ブレスレットを装着するモデルは安い傾向があり、特に「タイガー」が付くモデルは安めです。
そういった要素のクロノタイムは、79160が40万円台という時代において、20万円台前半という水準で購入可能。当時としてはスピードマスタープロフェッショナルよりも安く購入可能だったのです。
しかし、2019年の今となっては、クロノタイムはいずれも値上がり状態となっており、派手な色の文字盤、5連ブレスレット、タイガーという仕様でも30万円台となっているのです。
また、以前から高い79160については、80万円台中盤という水準になっており、2017年の倍程度にまで上昇しています。
ではベゼルが“銀”の79180はどのような様子となっているかと、こちらも2015年と比較して45万円以上も高くなっている様子。
特に黒文字盤は、現在80万円台前半に達しているのです。
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チュードルクロノタイム黒文字盤銀インダイヤル79180の価格比較
時計名 | 状態 | 2015年9月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2019年2月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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チュードル クロノタイム 黒文字盤 銀インダイヤル 79180 |
中古 | ¥367,999 | 3年 5ヶ月 |
¥823,850 | 455,851 | 223.87% |