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2018年春頃までの活発さを感じない、サブマリーナ14060M

14060Mは、2001年に14060の新ムーブメント版として登場したモデルですが、同時期、同じような内容でモデルチェンジしたエクスプローラーの場合は、114270とリファレンスが変化しました。

サブマリーナとエアキングは、リファレンス末尾に「M」が与えられたのですが、いずれもノンクロノメーター仕様となっている点が共通しています。

ちなみに、2007年にエアキングは6桁世代にモデルチェンジし、クロノメーター仕様となりましたが、同時期にサブマリーナノンデイトもクロノメーターへと変化。

そのため、同じ14060Mでも、ノンクロノメーターとクロノメーターがあり、文字盤表記の違いから、見た目の印象も異なります。

ボトム価格はノンクロノメーターの傾向があり、クロノメーターのほうが高い水準となっていますが、いずれもここ1年の間において、他のSSスポーツロレックスと比較して、目立った値動きとはなっていない様子です。

5桁世代のサブマリーナノンデイトは、2018年まで“1年10万円以上”というような値動きとなっていましたが、2019年においては“1年で約6万円”というように、動きが鈍化しています。

一時は、デイトより高かったノンデイトですが、最近ではデイトと同等かやや安いぐらいというノンデイト。

2018年春頃までの活発さを感じない今、今後どうなるか興味深い存在だと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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