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この1年の様子、サブマリーナ16610

現行時代、最も無難な選択肢だった16610は、今や“無難”というようりも人気モデルの中心的存在という印象です。

サブマリーナデイトが「無難な選択」だったということは、今の腕時計事情を見る限り想像できないと思う方もいるでしょう。

しかし、ロレックスブームだった2000年前後という時代、16610は入手難易度が低く、高くも安くもないモデルというポジションでした。

当時の新品実勢価格は38万円程度だったのですが、最も人気のあった(デイトナを除くSSロレックスにおいて)1427040万円台後半、逆に人気の無かった1671033万円程度だったため、まさに中間価格帯だったといえます。

そんな16610は、2012年頃の段階で、当時の中古が30万円台後半だったように、“10年前の新品実勢価格と当時の中古相場が同一”という状態に変化。

ですから、アベノミクス以前の“安い時代”においてすでに評価されていた傾向があります。

さて、16610は腕時計が全体的に高くなった2013年以降、さらなる上昇となったわけですが、特に目立った上昇となったのは2018年という印象です。

2018年9月には、この16610のボトム価格が70万円以上という水準に到達。

2000年頃の常識だと、当時大人気だった14270ですら70万円台という水準にはなっていなかったため、時代が変わったといえ、1661070万円台という水準は驚く水準だったといえます。

もちろん、2018年において、この16610より16710のほうが高い価格帯に位置していたわけですから、16610だけが特に優秀というわけではありません。

しかし、16710のように目立った特徴があるモデルが「過去は不人気、現在は人気」となったのに対し、16610の印象はいつの時代でもオーソドックスという印象。

そういったキャラクターである1661070万円台になったというのは、過去の常識からすると「凄い」という感想になるわけです。

さて、そんな2018年9月から、現在1年が経過したわけですが、今の16610の様子はどうなっているかというと、70万円台後半(ABランク以上)という水準になっている様子。

この1年で目立った変化が起きたというわけではないものの、じわじわと上昇している印象です。

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ロレックスサブマリーナ16610の価格比較

時計名 状態 2018年9月の安値(楽天) 期間 2019年9月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
ロレックス
サブマリーナ
16610
中古 ¥730,000 1年
0ヶ月
¥774,900 44,900 106.15%
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