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2019年10月11日更新

約25万円に回復、パシャ38mm W31037H3

パシャ38mmは、新品当時、ステンレスのカルティエの中では上級モデルに位置する存在で、その新品実勢価格は当時のロレックスより高いという価格帯に位置していました。

最も安かったグリッドなしの3針モデルでも、当時プレミア価格だったエクスプローラーより高かったため、デイトナを除くと、どのSSスポーツロレックスよりも高い価格帯だったのです。

そういった印象があるためか、2012年頃までは相対的に高いと感じる序列に位置したパシャ38mmなのですが、2013年のアベノミクス以降に相場が上昇傾向とならなかったため、結果的に他のロレックスより安い価格帯となってしまいました。

しかし、高級モデルだけあって、その内容は凝ったもの。

そのため、今でも一定のファンがいる様子で、きちんとした需要がある存在であるようなのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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