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40mm革ベルトモデルの様子、ルミノールマリーナPAM00048

PAM00050の革ベルト版といえるPAM00048

“ブレスレットが特徴的なモデルの革ベルト版”というのはなんとも矛盾しているような印象がありますが、このモデルの位置づけを見ると決してそういったことはないといえます。

48番が登場した当時のパネライのラインナップはとても分かりやすく、

  • ラジオミールが超高級
  • 40mmルミノールがやや上級
  • 44mm手巻きがカジュアル
  • という構成となっていました。

    分かりやすい例ですと、44mm手巻きモデルに装着される革ベルトがカーフなのに対し、40mmだとクロコダイル。また、バックルも44mmが普通の形状なのに対し、40mmだとDバックル的なものとなっていたのです。

    ただ44mmは単なる廉価版というよりも、原理主義的なパネライといった感じでマニア向けな印象でした。

    それに対して、40mmはロレックスの延長線上に位置していたような感覚で、44mmパネライを当時の現代社会にマッチさせたような内容だったといえます。

    ですから、普段遣いとしては44mmよりも40mmのほうが扱いやすく、より親しみやすいキャラクターだったといえます。

    とはいうものの、2002年頃からのパネライブームでは44mm手巻きモデルの人気が高くなり、その後、腕時計マニア以外にもパネライの名前が浸透。そして2000年代中盤といった時代には、デカアツブームといえる現象が発生したほど情勢は変化していきました。

    その結果、パネライ以外の腕時計ブランドも、積極的にサイズを大きくしたため、44mmというサイズは驚くほど大きいとは感じなくなったといえます。

    当初のパネライにおいて、とっつきやすかった40mmは、その頃、存在意義を失いかけていたともいえるかもしれません。

    しかしながら、この48番が生産終了になることはなく、むしろ今でも現行(現在はPAM01048)というロングセラーとなっています。

    ただ、2001年頃の印象とは異なり、現在48番に対して「上級」という印象はないかもしれません。

    けれども、その中古相場を見ると2001年同様「上級」という印象があるのです。

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    時計名 状態 2018年1月の安値 期間 2020年5月の安値 変動した額 残存価額
    オフィチーネパネライ
    ルミノールマリーナ
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