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2018年から大きな変化なし、モンツァCR2110

1996年に登場した「カレラ」を皮切りに復刻ホイヤーがいくつか登場したのですが、当初「限定モデル」扱いだった復刻シリーズは、今ではタグホイヤーを代表する存在感となっています。

90年代当時のタグホイヤーは、防水モデルがラインナップの中心で、ムーブメントもクォーツが主流。そのようなラインナップにおいて、カレラモナコには機械式ムーブメントが与えられ、ストラップも革ベルト。まさに「異色なタグホイヤー」という存在感だったわけです。

そして、ロゴもタグホイヤーではなく「ホイヤー」。当時はキリウムなどがメインだったわけですが、キリウムと比較すると全くキャラクターが異なるモデルだといえます。

さて、当時「ホイヤー」ロゴの復刻モデルは、「Classics」というシリーズだったのですが、カレラモナコしかありませんでした。

また、2000年頃までは、カレラが4種類、モナコが1種類とかなりラインナップ数が少なく、生産終了となったモナコ、及びカレラの旧黒文字盤(CS3111)を含めても、かなり少数。さらに、カレラの4種類といっても、それらは文字盤色のラインナップとケース素材の違いだったため、事実上、カレラモナコのどちらか」という2択だったわけです。

ただ、2001年頃には、カレラに3針モデルやGMTが用意されるなど、ややラインナップが拡大。

そして、その際クラシックシリーズには、モンツァという第三のモデルが登場したのです。

モンツァは、Classicsとして登場した最後のモデルですが、この頃タグホイヤーはLVMH傘下となっており、LVMH主導で出されたClassicsという可能性があります。

実際、その後Classicsはタグホイヤーの中心的ラインナップとなるのですが、その際モンツァはClassics時代と近い内容でラインナップされ続けていました。

ただ、今となってはモンツァは通常シリーズとしてラインナップされておらず、カレラモナコよりも知名度がないという側面もあるといえるでしょう。

さて、この世代のClassicsといえば、このモンツァ含め、ここ2年3年の間でいずれも評価が高くなっている傾向がありますが、これらは2017年頃まで10万円台という水準だったため、内容なキャラクターの割に評価されていなかったのです。

このモンツァCR2110は、

  • 2017年5月 139,320円
  • 2018年3月 168,000円
  • 2018年10月 228,960円
  • という相場変遷ですが、2018年10月の段階で「20万円台になった」わけなのです。

    さて、そんなモンツァCR2110の現在水準ですが、どういった変化になっているかというと、2018年10月水準とほぼ変わりないという状況。

    現在、CR2110約21万円なのですが、これは2018年10月水準よりも9000円安いといったところです。

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    タグホイヤーモンツァCR2110の価格比較

    時計名 状態 2018年10月の安値 期間 2020年7月の安値 変動した額 残存価額
    タグホイヤー
    モンツァ
    CR2110
    中古 ¥228,960 1年
    9ヶ月
    ¥219,890 -9,070 96.04%
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