ムーンウォッチといえば、このところ久々に値動きしている傾向があり、全体的に以前よりも高くなっている感覚があります。
先日お伝えしたように、3570.50は約30万円⇒約33万円というように変化。これは、2年ぶりの価格変動であります。
そして、その裏スケ版の3573.50については、なんと40万円台という水準に到達。これまでのムーンウォッチからすると、大きく価格ステージが変わったという印象です。
さて、そんな裏スケ版には、3573.50の他に、この3572.50も存在するわけですが、こちらはどうなっているかというと、やはり値上がりしている様子があります。
3572.50の2018年11月水準は約34万円だったのに対し、現在水準は約38万円といったところ。3570.50同様、2年前水準に対して3万円ほどの上昇となっているわけです。
しかしながら、この3572.50、2年前と比べて値上がり傾向であるものの、実は価格序列的には、3573.50よりも安くなってしまったという側面があるのです。
2年前の段階では、3573.50よりも、この3572.50のほうが高い序列となっていたわけですが、現在では、3573.50が約40万円なのに対し、3572.50は約38万円。序列は逆転してしまっています。
これら2つのリファレンスの違いは、風貌がプラスチックかサファイアクリスタルかという差なのですが、年式的にもこの3572.50のほうが古く、プラスチック風貌という特徴があります。
風貌部分だけを見ると、サファイアクリスタルのほうが「パーツそのものが高い」という印象があるものの、ムーンウォッチの売りであるプラスチック風貌は魅力的だといえます。
また、表がプラスチックなのに、裏蓋はサファイアクリスタルという3572.50のある種の矛盾が、逆にレア感を醸し出しているといえるため、中古腕時計相場といった観点では、2年前水準のように、3572.50のほうが3573.50よりも高いという序列が分かりやすかったともいえます。
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オメガスピードマスター3572.50の価格比較
時計名 | 状態 | 2018年11月の安値 | 期間 | 2021年3月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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オメガ スピードマスター 3572.50 |
中古 | ¥345,600 | 2年 4ヶ月 |
¥382,800 | 37,200 | 110.76% |