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高くなっている、アルミニウムAL38A

ブルガリアルミニウムは、1998年に登場したのですが、このAL38Aは、その際登場した、アルミニウムのオリジナルモデルであります。

AL38Aは2000年頃、AL38TAに型番が変わったのですが、その際の変更点としては、裏蓋からビスがなくなったという内容。見た目の差はほぼありません。

そして、2002年頃に針と文字盤に発光塗料がつくという変更が加えられ、この際、初めて見た目が変わったといえます。ただ、型番的にはAL38TAのままです。

その後、AL38TAには黒文字盤が加えられたり、38mmよりも大きなメンズサイズ、44mmモデルが追加されるなど、アルミニウムの見た目は、1998年のオリジナルと離れていくわけですが、2020年に復活したモデルでは、再び元に戻ったような印象があります。

とはいえ、現行は2002年モデルに近い見た目となっているため、完全オリジナルという意味では、AL38Aは貴重な存在だと思います。

そして、程度が良いAL38Aは少ないため、このように「特に程度が良い」という個体は、注目すべき1本だといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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