リーマンショック前の2008年、中古相場がかろうじて20万円台をキープしていたようにも見えますが、その頃の感覚でこのCH35Sが22万円というと「安い」という印象だったと思います。
マニュファクチュールであるロレックス>宝飾ブランドであるカルティエ・ブルガリ>時計専門ブランドのオメガ
という価格序列があったため、もともと新品40万円のブルガリCH35Sが22万円というのはまさしくオメガの相場に近づきつつあるという状況。だからこそ、22万円でも「安い」という印象になるのです。
ちなみに、CH35Sにはクオーツと機械式、ブレスレットと革ベルトが存在。最も高いのは機械式+ブレスレットで、逆に安いのはクオーツ+革ベルト。よって2008年での22万円は、本来“クオーツ+皮ベルト”なのかなと思わせるような値段だったのです。
そこからさらにどんどんと安くなっていったこの時計、今となっては当時新品10万円台で売っていたオメガと同じ相場となりました。
要するにこの時計、かなり安くなったのです。
しかし、安くなった=人気がないと思いきや、意外にこの腕時計の売買件数は多め。誰も買わないから15万円前後なのではなくて、15万円前後だとこの時計を買いたいという人は多々いる模様です。
よって、そろそろコレ以上の値下がり現象にはストップがかかる頃なのではないかと思います。ということでこのCH35S、筆者を含めてかつて憧れた方も多いかと思いますが、そういう経験をした方は今こそ買い時だと思います。
かつてオメガ感覚でポーンと買えたら買いたい、とおもった経験のある筆者ですが、今の相場を見るとかつて思っていた夢がかなったというような感覚。また、デイトナなど黒文字盤のクロノグラフを持っている方の場合、サブ時計として白文字盤クロノグラフのこれを1本持っていると豊かな気分になりそうです。
|