現在全体的に高値という印象のロレックス。
どれほど高値になったのかというとサブマリーナ(16610)やGMTマスター2(16710)は約30万円の値上がり。金無垢になると50万円以上の値上がりも当たり前といった状況です。
最も値上がりしていないという印象のエクスプローラ2でも15万円近くの値上がり額。
そうすると、どのモデルを買っても割高という印象があり、もしも前と同じ水準まで相場が下がるようなことでもあれば、損をする可能性は否めません。
しかし、そんな環境の今だってロレックスを欲しいと思う気持ちはあるはず。で、実際欲しいと思ったら何を買えばよいのか。
その答えの1つがこの2000年に出た6桁リファレンスのデイデイトだと思います。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2011年11月 の安値(ヤフオク) |
2016年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイデイト 118209 |
中古 | 5年 0ヶ月 |
¥1,380,000 | ¥1,509,840 | 129,840 | 109.41% |
5桁リファレンス時代のデイデイトが130万円台といった現在の相場において、それより約20万円ほど高い6桁リファレンスのデイデイト。
しかし、過去相場を考慮すると、
なのです。
よって、かつての相場と比較すると“お得”だと分かるのがこの6桁リファレンスモデル。
確かに5桁リファレンスより高いという印象がありますが、現在70万円以上が当たり前の青サブが40万円以下で買えた時代の相場と約13万円しか変わらないのです。
確かに13万円値上がりしているのですが、値上がり額ではなくて比率を考えると、おトクな水準でしょう。
比率で考えると、同じ値上がり額でもエアキングとデイデイトの場合、エアキングは2倍となってしまいますが、デイデイトの場合は本体価格の10%程度が値上がり額となります。
ただし比率を重視しすぎると、「エアキングを10本買うのが正解」ということになりかねないため、普段はあまり値上がり率で考えないほうが“楽しみ”という要素が残ります。
けれども高値という印象の中で何か買いたい場合、この“値上がり比率”で考えるのは良いかもしれません。
最近はデイデイトの値動きが激しく、今後もしかしたら値上がりすることもあるかもしれません。
けれども、スポーツモデルでもないデイデイトに関して値上がりすると考える人はあまりいないでしょう。
しかし、“儲かる”という方向ではなく、実質10万円程度で豪華なデイデイトを楽しむという考えの場合、この118209という選択は非常に良いと思います。