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2016年12月19日更新

ブルガリブルガリBB33SL白文字盤、ジェンタデザインの革ベルトは近年再評価か?

このブルガリブルガリ、シンプルな3針モデルには黒文字盤と白文字盤がラインナップされているのですが、人気なのは白文字盤

この33mmのブルガリブルガリには見た目がそっくりでも、

  • Dバックル
  • 裏スケ仕様
  • という特別な仕様のプラチナモデルが存在。

    そのプラチナモデルがこれと同じく白文字盤を採用していたことから、一時期は「白文字盤=プラチナ専用」と勘違いされ、ステンレスの白文字盤にも「希少モデル」という印象を与えました。しかも、プラチナモデルは革ベルトモデルしか存在しないため、白文字盤+革ベルトという見た目だとより一層プラチナモデル感がするのです。確かに、この白文字盤+黒の革ベルトという配色はとてもかっこいいと思います。

    なお、ブルガリの場合、文字盤の色を交換することは不可能です。

    オメガロレックスの場合、同一モデルであれば黒文字盤から白文字盤に交換することができるのですが、ブルガリはそういうサービスは行っていないとのこと。

    筆者は以前、黒文字盤のブルガリブルガリをデパート店舗の正規店へ持っていき、文字盤交換ができるか否かを訪ねたところ、知識のない店員さんに「白文字盤はプラチナ限定ですので無理です」と強く言われてびっくりしたことがあります。

    確かに、ブルガリの場合カレンダーディスクも白文字盤なら“白”、黒文字盤なら“黒”と色分けされているため、カレンダーディスクの色が統一されているロレックスなどと比べると文字盤交換には手間がかかりそうです。

    よって、文字盤交換ができないブルガリの場合、流通量が少ない文字盤が本当の意味で希少となります。

    そして、このブルガリブルガリの場合、黒文字盤と比べて圧倒的に白文字盤が少ないため、このモデルに人気が集中し高値になるのも理解できるのです。

    近年ブルガリは不人気で、金無垢を除くとどのモデルも値下がり傾向な印象がありましたが、実はステンレス+革ベルトというあまり人気が無さそうなモデルでも値上がりしているものが存在しているのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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