2018年頃からオメガでは「限定モデル」を中心に目立った変動をするようになったモデルが増えた経緯がありますが、このスピードマスタームーンフェイズの3575.30は、その頃から上昇していました。
3575.30は「ヨーロッパ限定」といった内容なのですが、新品時には特に珍しいといった印象はありませんでした。
並行輸入品が、通常モデル(白文字盤)とほぼ同じ価格で売られており、当時購入した方は「白か銀を好みで選ぶ」といった感覚だったといえます。
しかしながら、2018年から銀文字盤の3575.30は目立った上昇となり、2018年6月時点で約55万円にまで到達。
その頃、白文字盤が約37万円となっていたのですが、その価格帯でも「高くなった」という印象だったといえます。
それがこの銀文字盤の場合、約55万円だったわけですから、びっくりするぐらい高くなっていたといえるわけです。
そんな銀文字盤の3575.30でありますが、2018年に約55万円になってからは、あまり相場が変わらずといった状態が続いていました。
それが変化したのは2022年10月になってからで、その際約79万円という水準に到達。
しかしながら、2024年10月には約66万円に下落してしまい、70万円台後半といった状態から60万円台中盤に下がってしまったのです。
これまで、そういった値動きをしてきた3575.30ですが、現在水準は久々に上昇といった様子があります。
現在、3575.30は約82万円(ABランク以上のボトム価格)。これは、2024年10月に対して約16万円の上昇という動きであります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年10月 の安値 |
2025年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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オメガ
スピードマスター ムーンフェイズ 3575.30 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥661,000 | ¥827,770 | 166,770 | 125.23% |
なお、これまで記事でお伝えした3575.30水準は以下の通り。
こうしてみると、3575.30は上昇した後に下落するといったことが多い印象があるものの、その後は上昇し、結果的には右肩上がりとなっているように感じます。
現在の約82万円は、3575.30水準としては過去最高値でありますが、今後どのように変わっていくか興味深いと思います。