オメガだろうと他のブランドだろうと、これだけ人気の高いモデルとなると、その人気を失わないようにモデルチェンジを行うというのは一般的なことです。
しかし、このプロフェッショナルが長らく同じ見た目でラインナップし続けているのは、まさしくNASA公式として月に行ったからでしょう。
実際、同じスピードマスターの中には時代ごとに、その時代の特徴を備えるモデルが登場しています。
70年代には70年代だと感じさせるデザインのモデルがありますし、90年代には液晶文字盤も存在。
また、オートマティックなどの廉価版やブロードアローのような高級機種も存在。
そんななか、“ムーンウォッチ”というこのモデルだけは「月に行った」という強い特徴があるためオメガはあえて作り変えていないのです。
そして、作り変えなくても人気は衰えることが無いというのが凄いポイントです。
まして流通量が多いにもかかわらず、中古相場も先のように値上がり現象。
やはり「良いものは良い」ということなのでしょう。
良いと評価されるモデルでも頻繁にモデルチェンジをする時計ブランドが多いですが、このスピードマスタープロフェッショナルの事例は他のメーカーも参考にすべきだと思います。
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