21世紀の始まり、2001年。
その頃、高級腕時計は、ロレックスがブームとなってから2,3年が経ち、そろそろ「次」のアイドル的存在が待ち望まれた頃。
時計に詳しくない人でもパテックフィリップを知っている現在とは違い、その頃の目立った腕時計といえばロレックスのみという印象。
確かに、ブルガリやカルティエ、そしてオメガも人気がありました。
実際、カルティエとブルガリはロレックスに近い相場であり、「ロレックス以外の存在」として重宝されたブランドです。
しかし、カルティエとブルガリはロレックスと同じ程度の価格帯か、少し安いぐらいのモデルが人気の傾向。
また、宝飾ブランドというイメージのカルティエとブルガリに対して、時計専門ブランドの「別モデル」が気になるという傾向があったのです。
そして、そのニーズにバッチリだったのがパネライとフランクミュラー。
2001年夏頃より、ステンレスブレスレットのパネライとフランクミュラーが注目され始めたのです。
人気のあったPAM00050はサブマリーナより少し高級な価格帯に位置するモデルとして、エクスプローラの次に買う時計だったり、オメガの次にロレックスを飛ばして買うモデルといった傾向。
一方、カサブランカはサブマリーナの豪華版である青サブと同じ価格帯だったため、ロレックスの次にグレードアップして買う時計というポジションでした。
この頃より、徐々にパネライとフランクミュラーは流行っていき、多くの人が知るブランドとなりました。
そしてその頃、ロレックスと違って、見慣れないパネライの新品を買うというのはかなり勇気のある行為。
そしてそれから16年経った今、それを買っても良かったのか、答え合わせができるのです。
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オフィチーネパネライルミノールマリーナPAM00050の価格比較
時計名 | 状態 | 2001年8月の安値(2社平均値) | 期間 | 2017年3月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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