6桁リファレンスの青サブがデビューしたのは2009年のこと。
その際登場したのがこのマットタイプの前期文字盤なのですが、デビュー当時はあまり評判が良くなかった印象です。
青サブは、ロレックス独自の「青と金」という配色が魅力的なモデルですが、その他の魅力的な要素として艶っとした文字盤が綺麗だという評判がありました。
それが6桁リファレンスとなったらマットなタイプの文字盤となってしまい、魅力の1つが失われたという印象となったのです。
ロレックスもその点を把握していた模様で、デビューから5年後の2014年頃には文字盤を変更しています。
2014年以降の文字盤は5桁時代のように艶っとしたモノに戻り、とても好評な印象でした。
それ以降は、116613LBの中で前期文字盤と後期文字盤との相場差ができ、不人気な前期文字盤は安値傾向となりました。
2016年10月には99万円という額で購入可能であり、100万円を切っていたのです。
しかしそれが、2017年には値上がりし、2月頃には108万円となり、今では117万円以上という相場となっています。
ですから、2016年10月と比較すると約1年の間で20万円近く値上がりしているのです。
なお、116613LBの前期文字盤は以前の記事でもお伝えしたとおり、要注意な存在。というのも、ロレックスにおいて、現行時に不人気だった仕様は後の人気仕様となるからです。
まして、前期文字盤の116613LBは生産された期間が5年程度と短く、希少なモデル。また、現行モデルのデザインが、ラインナップされている途中で大きく変わるという事自体ロレックスではイレギュラーなことであるため、何かと特徴ある要素があるモデルなのです。
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