レガッタクロノグラフという機能を搭載したヨットマスター2は、ロレックスとしては異例のコンプリケーションモデルです。
現在、ロレックスにおいてコンプリケーション的機能を備えたモデルは、このヨットマスター2とスカイドゥエラーしか存在せず、スポーツモデルではヨットマスター2が唯一という存在です。
ヨットマスターシリーズは、シリーズ自体が「高級」という要素を含み、このヨットマスター2に関してはスポーツモデルにおける最高級ともいえる存在。
ただ、ヨットマスターとは異なり、「2」にはシェルやダイヤ文字盤といったモノは存在せず、白文字盤のみの展開となっています。もっとも、ヨットマスター2にはレガッタクロノグラフが搭載されているため、それ自体がダイヤやシェルに匹敵する高級要素として成り立っています。
そんなヨットマスター2は、デビュー時において金無垢のラインナップのみの展開で、まさに高級という存在。その後ステンレスが追加されたものの、その実勢価格はステンレスとしては相対的に高く「かなり高級」という印象がありました。
116500LNデビュー前においては、ヨットマスター2がSS現行ロレックスの中で最も高く、コンプリケーション搭載ということとともに、かなり高いモデルという印象がありました。
しかし、最近そのSSヨットマスター2である116680に対して、かつてほどの「高級さ」は感じられなくなってきました。
なぜなら、他の多くロレックスが値動きする中において、116680はこの4年ほど大きな値動きとなっていないからです。
2014年10月において、116680は約153万円という水準でしたが、今の相場とほぼ変わっていない状況です。
昨年と比較すると、6万円程度の値上がり傾向となっていますが、それでも2014年と同水準にしか至っていないのです。
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ロレックスヨットマスター2前期針116680の価格比較
時計名 | 状態 | 2017年6月の安値(楽天) | 期間 | 2018年7月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス ヨットマスター2 前期針 116680 |
中古 | ¥1,470,000 | 1年 1ヶ月 |
¥1,533,600 | 63,600 | 104.33% |