一括査定アプリを使って「いくらで売れるのか」を確認するこのシリーズ。今回の主役はオメガスピードマスターの3570.50です。
この時計、時計ファンなら誰もが知っているような超有名モデルですが、そういったキャラクターゆえに数がかなり多く、「レア」という要素とは真反対にいる存在だといえます。
こういったキャラクターの場合、需要<供給となりづらいわけで、値上がりということはかなり困難だといえます。
では、実際どのような値動きとなっているのか。その答えはなんと「値上がり」です。
変動した額は約2500円といった水準であるため、これまで紹介したロレックスよりも低いのは確か。微々たる水準ともいえるでしょう。
しかし、それでもきちんと値上がりしているわけですし、このようなオーソドックスなキャラクター性でも上昇したというのはかなり驚くべきことだといえます。
また、オメガを使って⇒楽しんだ結果、消費した額が0円どころか、2500円もらえるという状況。これを冷静に考えると、かなり嬉しい体験だと思います。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年4月 の中古安値 |
2020年7月 の買取価格 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター 3570.50 |
中古 | 4年 3ヶ月 |
¥220,000 | ¥222,585 | 2,585 | 101.18% |
この3570.50は、2016年4月の記事で紹介した際、22万円という水準で購入可能でした。
そして、それから約4年後の今、査定結果はなんと約22.2万円という状況。変動額は約2500円に過ぎませんが、プラスになったわけです。
値上がりする腕時計は、ロレックスなどごく一部といった批判もありますが、このスピードマスター3570.50のように、レアとは正反対なキャラクターも、売却して利益が出る事例があることを今回お見せすることができました。
この約22.2万円という買取価格は査定結果ですから、もしも2016年4月に22万円で購入していたならば、利益が出たとはっきりいえます。
ムーンウォッチは、価格帯的にも人気度的にも、「高級腕時計の最初の1本」として購入するといったケースも多いでしょう。
もしもその時「中古」を選択することができたなら、買った値段よりもちょっと高い値段で売ることができたのです。
ただ、新品を選択していた場合、2016年4月頃、3570.50の新品実勢価格は約30万円だったため、8万円ぐらいのマイナスとなります。
とはいえ、このケースでも中途半端な価格帯の腕時計を買うよりも良かったといえます。なぜなら、中途半端な価格帯の腕時計を買って、「0円」に近い状態になるよりも、ムーンウォッチを実質8万円で楽しめたというほうが価値があると考えるからです。