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300万円以上という水準、デイデイト118205黒文字盤

2000年にデビューした世代のデイデイトから、ロレックスはピンクゴールドを積極的に採用。2005には、それをエバーローズゴールドに改め、今に至るまで「K18素材の中では最も高い」といった印象が続いています。

この「最も高い」というのは、主に中古相場の観点なのですが、例えばデイトナを例にすると、RGはWGやYGと比べて抜きん出て高い価格帯に位置。ここ3年ぐらいの間に、YGがWG相場を抜くといった現象が起きたりしていますが、RGは“関係ない”といったように、YGやWGとは離れた価格帯にいるわけです。

そんなRG、PGといった素材のロレックスですが、最も入手しやすかったといえるのが、この2000年デビュー世代のデイデイト、118205であります。

この118205には、世代によってPGとRGが混在すると思われるのですが、中古市場で良く見るのはPGのほうだといえます。

そのPGの118205の中でも、筆者は以前から黒文字盤を追っているのですが、これは118205としては最も見かける文字盤という印象があります。

当時のデイデイトといえば、バーやローマンインデックスなどのサンレイ文字盤が多かったわけですが、PGという新しい素材には、アラビアインデックスの黒文字盤という、保守的ではないデザインが好まれた傾向があったようで、YGの118208や、WGの118209とは違った印象があります。

そんな118205黒文字盤のこれまでの相場はどういった水準だったかというと、2017年2月が約179万円、2018年3月が約194万円といったところでありました。

全く変化しないわけではないものの、その値動きは1年で10万円程度といった感覚だったため、長らく200万円前後という印象があったといえます。

しかしながら、そんな118205黒文字盤は、昨年2020年11月の段階で、そのボトム価格が一気に変化。その時点で、約240万円に達していたのですが、なぜこういった事になったかというと、2020年夏頃から始まったK18腕時計の上昇トレンドによるものだったと推測できます。

実際、その頃、この118205に限らず、多くのK18腕時計が上昇していたわけですから、118205のこのような値上がりは「特筆すべきもの」というわけではありませんでした。

そして、それから8ヶ月が経過した今、118205黒文字盤は、それからさらに目立った上昇となっている状況となっているのですが、今回の値動きは、「他と比べてすごい」といえる状況だと感じられます。

現在値動きしているK18モデルは、デイデイトが中心だといえる状況なのですが、その中でも特に、この118205には値動きが派手といった様子が見られるのです。

では、118205の現在水準はどうなっているのかというと、なんと黒文字盤は319万円に達しているのです。

これは、前回お伝えした2020年11月水準に対して、約78万円ほどの上昇という様子。これまでの118205の値動きとしては、最も派手な値上がりだといえます。

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ロレックスデイデイト黒文字盤118205の価格比較

時計名 状態 2020年11月の安値 期間 2021年7月の安値 変動した額 残存価額
ロレックス
デイデイト
黒文字盤
118205
中古 ¥2,409,000 0年
8ヶ月
¥3,190,000 781,000 132.42%
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