この白文字盤ブレスレットのCH35Sは、2000年前後という時代において、かなり人気のあったブルガリだったといえ、当時の新品実勢価格はエクスプローラーの14270に匹敵しました。
今では14270といってもピンとこないかもしれませんが、当時のSSロレックスにおける価格序列において、エクスプローラーは第一位(16520を除く)。GMTマスター2の16710より10万円以上高かったのです。
ですから、このCH35Sも、人気ロレックス並に高い水準に位置していたわけなのですが、単に実勢価格が高かったというだけでなく、実際に人気モデルという印象があり、今だとウブロを愛用していそうな若い人が着用している姿もよく見た記憶があります。
ちなみに、この白文字盤CH35Sは、2017年において数が少なくなった傾向がありましたが、今では数本が売られており、そういった現象は見られません。
ただし、ベゼル部分の「BVLGARI」フォントの形状が、前期と後期は雰囲気が異なり、どちらかを狙うといったり、程度が良いモノを狙うといったように、何らかの条件付けをすると探すのが困難なほど数は多くないともいえます。
この2年で、あまり値動きしておらず、世界的にも注目度は高くないと感じるCH35S。
今後も値動きはあまりしない可能性も否めませんが、20年前にこの時計を憧れたという方にとっては、相変わらず気軽に買える良い1本だといえるのではないでしょうか。
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